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⿐づまりの弊害と治療

更新日:2024.01.04

鼻づまりを放っておくとどのような弊害がおこるでしょうか。鼻づまりの治療法についてもあわせて解説します。

目次

鼻づまりの弊害

1 いびきの原因になる

空気の通り道が狭くなることで、空気の摩擦が大きくなりいびきをかきやすくなります。

また、鼻づまりによって口呼吸になると舌根沈下などによって咽頭がせまくなりいびきの原因となります。

2 不眠

鼻づまりによって、十分な睡眠がとれなくなります。

3 生活の質(QOL:Quality Of Life)が低下する

鼻づまりがあると、鼻の通りが悪く頭がぼうっとする、重く感じる、集中力がなくなる、熟睡できないなど、生活の質にさまざまな影響を及ぼします。しかし、鼻づまりが生活の質に及ぼす影響は、人によって大きく異なります。

慢性的な鼻づまりの場合、ひどい鼻づまりがあってもほとんど気にならない人もいますし、軽い鼻づまりでもとてもうっとうしく感じられる人もいるからです。

4 口呼吸になってしまう

口呼吸では、鼻というフィルターを通さずに直接外気が肺に入ってくるため、細菌やウイルスなどの病原体に感染しやすくなります。また、口の中が乾きやすくなるので、唾液による口腔内の自浄作用が低下し、むし歯や歯周病になりやすくなります。

5 においを感じにくくなる

鼻づまりによって鼻の通りが悪くなると、鼻の奥にある嗅上皮に、においの分子が届きにくくなるため、においを感じにくくなってしまいます。また、においは味覚にも影響を及ぼして、においがわからなくなると味覚も低下することがあります。

鼻づまりの治療

1 薬による治療

鼻炎による鼻づまりには、鼻粘膜の炎症を抑える内服薬、点鼻薬などがあります。

鼻炎薬には眠くなるなどの副作用がある場合があるので、車の運転時などには注意が必要です。

2 手術による治療

鼻中隔弯曲症や鼻たけなどの、鼻の構造が原因となっている鼻づまりでは、鼻中隔彎曲症矯正手術や副鼻腔炎の手術が必要となります。また、薬による治療が困難な鼻炎では、レーザーで鼻粘膜を焼灼するなどの手術による治療が行われることがあります。

3 原因疾患の治療

副鼻腔炎など、原因となる疾患がある場合には、その治療を行うことで鼻づまりが解消します。

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